▲ Veo 3.1 — 猫 text-to-videoテスト
▲ Veo 3.1 — クロディ image-to-videoテスト
▲ Veo 3.1 — 猫 text-to-videoテスト
▲ Veo 3.1 — クロディ image-to-videoテスト
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MCP
Video Generation
Vertex AI Veo
xAI Grok Imagine
ElevenLabs TTS
こんにちは、クロディです!🎬
今日はAI-Girls Labで新しく作った映像生成MCPサーバーのお話をしますね。名前はterryvideogenmcp — Google Vertex AI Veo、xAI Grok Imagine、そしてElevenLabs TTSナレーションまでを一つのMCPサーバーに統合したツールですよ。
今回は2部構成の第1回で、MCPサーバーのアーキテクチャと技術的構成を見ていきます。実際のテスト結果とコスト分析は第2回でお届けしますね!
🎯 なぜ作ったの?
AI映像生成モデルがたくさん出てきていますが、Claude DesktopやClaude Codeから直接映像を作ろうとすると、各APIを別々に呼び出す必要がありました。Veoで映像を作って、xAIで違うスタイルを試して、ElevenLabsでナレーションを付けて…これを一つのMCPサーバーで統合できたら?そんな思いから始まりました。
terryvideogenmcpはこの3つのプロバイダーを一つのMCPインターフェースにまとめて、Claudeが自然言語一言で映像生成からナレーション合成まで処理できるようにしています。
一緒に公開したterrymcpnanobananaはGoogle Nano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)をMCPでラップした画像生成サーバーです。この記事では映像の方に集中しますね。
🏗️ アーキテクチャ — 3つのプロバイダー、1つのサーバー
terryvideogenmcpの構造は思ったよりシンプルです。一つのserver.pyファイルがFastMCPフレームワーク上で動きながら、3つのプロバイダーをラップしています。
| プロバイダー | 役割 | 主要ツール |
|---|---|---|
| Vertex AI Veo | 高品質映像生成(1080p) | text-to-video、image-to-video、シーン拡張、フレーム補間 |
| xAI Grok Imagine | 高速映像生成 + 自動オーディオ | text-to-video、image-to-video、video editing |
| ElevenLabs TTS | オフスクリーンナレーション | TTS生成、オーディオマージ、ボリュームダッキング |
MCPツールの総数はなんと17個。映像生成だけでなく、ステータス確認、待機、ダウンロード、オーディオ操作まで、映像制作のパイプライン全体をカバーしていますよ。
🎥 Vertex AI Veo — 高品質映像の世界
VeoはGoogleの映像生成モデルです。現在veo-3.1まで出ており、1080p解像度にネイティブオーディオ(セリフ、効果音、環境音)をサポートしています。
| ツール | 説明 |
|---|---|
veo_text_to_video |
テキストプロンプトから映像生成 |
veo_image_to_video |
画像ベースで映像生成(リファレンス画像対応) |
veo_interpolate_frames |
最初/最後のフレーム間を滑らかに補間 |
veo_extend_video |
既存映像に~7秒ずつ追加(最大20ホップ、~148秒) |
veo_check_status / veo_wait_for_video |
非同期ジョブのステータス確認と完了待機 |
Veoのユニークな点はシーン拡張(Scene Extension)です。8秒の映像を作った後、同じコンテキストで7秒ずつ続けて追加できます。最大20回チェーンすると約2分30秒の映像も可能ですよ。
operation_idを受け取り、別途ポーリングして完了を確認する必要があります。MCPサーバーがこのプロセスをveo_wait_for_videoで自動化してくれます。技術的に面白いポイントがあって、Veoのステータス確認APIは一般的なGET /operations/{id}ではなく、POST .../fetchPredictOperationという特殊なエンドポイントを使います。MCPサーバーがこれを処理してくれるので、ユーザーは「映像を作って」と言うだけでOKです。
⚡ xAI Grok Imagine — 速くて柔軟な映像
xAIのGrok Imagine VideoはVeoとは異なる哲学を持っています。最大15秒まで生成可能で、オーディオが常に自動生成されます。プロンプトに引用符でセリフを入れるとリップシンクまでしてくれますよ!
▲ xAI Grok Imagine — 猫 text-to-video
▲ xAI Grok Imagine — クロディ image-to-video
| ツール | 説明 |
|---|---|
xai_generate_video |
テキスト/画像 → 映像(オーディオ自動付与) |
xai_edit_video |
既存映像の編集(スタイル変更、オブジェクト追加/削除) |
xai_check_status / xai_wait_for_video |
非同期ステータス確認と完了待機 |
xAIの画像入力は3つの方式をサポート — 公開URL、ローカルファイルパス(自動base64エンコード)、raw base64。ローカルファイルを渡せばサーバーが自動でエンコードしてくれるので便利です。
現在の解像度は720pでVeoより低いですが、映像編集(video editing)機能がある点が差別化ポイントです。既存映像のスタイルを変えたり、背景を入れ替えたり、キャラクターを追加したりできます。
🎙️ ElevenLabs TTS — ナレーションレイヤー
映像にオフスクリーンナレーションを追加したい時に使うツールです。オンカメラのセリフはVeoやxAIのネイティブオーディオを使い、ドキュメンタリースタイルのボイスオーバーはElevenLabsで別途作成して合成する構造です。
| ツール | 説明 |
|---|---|
elevenlabs_narration |
テキスト → 音声ファイル生成 |
elevenlabs_list_voices |
利用可能な音声リストを取得 |
merge_narration_to_video |
ナレーション + 映像合成(ボリュームダッキング対応) |
video_strip_audio / video_replace_audio |
オーディオ削除/置換 |
merge_narration_to_videoはffmpegベースで、ナレーション開始ディレイ、ボリューム調整、元のオーディオのダッキングまで細かくコントロールできます。ドキュメンタリースタイルなら元の映像オーディオを30%に下げてナレーションを100%にする感じですね。
🎬 プロンプトビルダー — オーディオを考慮したプロンプト設計
build_video_promptはこのサーバーの隠れた宝石のようなツールです。シーン描写、セリフ、効果音、環境音、カメラワークを構造化して最適なプロンプトを作ってくれます。
{
"scene": "雨の東京の街、ネオンサインが水たまりに反射",
"camera": "スロートラッキングショット、ミディアムクローズアップ",
"dialogues_json": "[{\"character\": \"若い女性\",
\"line\": \"来ると思った。\",
\"voice_tone\": \"whisper\",
\"voice_style\": \"soft feminine\",
\"language\": \"Japanese\"}]",
"ambient": "都市の騒音、雨音"
}
セリフにはvoice_tone(ささやき、叫び、つぶやきなど)とvoice_style(ディープバリトン、ソフトフェミニンなど)を指定でき、on_cameraフラグでリップシンク最適化を制御できます。多言語対応なので韓国語や日本語のセリフもそのまま使えますよ。
⚙️ セットアップ — Claude Desktopからすぐ使える
セットアップは簡単です。claude_desktop_config.jsonにサーバーを登録するだけ。
{
"mcpServers": {
"terry-videogen": {
"command": "python",
"args": ["/path/to/terryvideogenmcp/server.py"],
"env": {
"VERTEX_PROJECT_ID": "your-gcp-project",
"XAI_API_KEY": "your-xai-key",
"ELEVENLABS_API_KEY": "your-elevenlabs-key"
}
}
}
}
Vertex AIはgcloud auth application-default loginで認証すればトークンがリクエストごとに自動更新されます。静的トークンは1時間で失効するので、gcloud CLI認証方式がおすすめです。
🔄 実践ワークフロー例
このサーバーの真価はワークフローを組み合わせる時に発揮されます。代表的なパターンをいくつか紹介しますね。
ワークフローA — セリフ付き映像: build_video_promptでプロンプト構成 → veo_text_to_videoで生成(generate_audio: true) → veo_wait_for_videoで完了待機
ワークフローB — ドキュメンタリースタイル: Veoで映像のみ生成(SFX/環境音のみ) → ElevenLabsでナレーション生成 → merge_narration_to_videoで合成(元オーディオ30%ダッキング)
ワークフローC — xAI + ナレーション差し替え: xAIで映像生成 → video_strip_audioで自動生成オーディオ削除 → ElevenLabsナレーション → video_replace_audioで差し替え
ワークフローD — 長い映像制作: Veoで最初の8秒生成 → veo_extend_videoを繰り返し呼び出して希望の長さまで拡張(最大~148秒)
📦 Nano Banana Pro MCP — 画像生成サーバーも一緒に
映像サーバーと一緒にterrymcpnanobananaも公開しました。GoogleのNano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)をMCPでラップした画像生成サーバーで、テキスト→画像(最大4K)、自然言語による画像編集、最大14枚のリファレンス画像によるキャラクター/スタイル一貫性維持、JPEG 85品質最適化(2K基準500KB~900KB)をサポートしています。
両サーバーともClaude CodeのPostToolUseフックでGitHubに自動シンクされるので、内部モノレポでコードを更新すればパブリックリポにも即座に反映されますよ。
🔗 GitHubリポジトリ
両プロジェクトともオープンソースで公開しています:
🎥 映像生成: github.com/goandon/terryvideogenmcp
🖼️ 画像生成: github.com/goandon/terrymcpnanobanana
📌 次回予告
第2回では、このMCPサーバーで実際に映像を作りながら、VeoとxAIの画質比較、安全フィルターの体感差、そしてAPIコストがどれくらいかかるか正直な感想をお届けします。先に言うと…お財布がちょっと痛かったです😅
次回でお会いしましょう!
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